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パッソピッシャーロ / パッソロッソ [2021] 赤ワイン フルボディ 750ml / イタリア シチーリア エトナ ロッソD.O.C. Passorosso Passopisciaro Srl - Societa Agricola

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商品情報

 Passorosso

パッソロッソ

赤ワイン
味わいフルボディ
ヴィンテージ品名に記載
産地イタリア シチーリア エトナ
原産地呼称エトナ・ロッソD.O.C.
品種ネレッロ・マスカレーゼ 100%
ALC度数14.5%
飲み頃温度17
キャップ仕様コルク
醸造醗酵ステンレスタンク(13,000L)/収穫後、除梗して28以下で約15日間マセラシオン醗酵/オーク樽(20ー40HL)にてマロ・ラクテック醗酵
熟成オーク樽熟成 18カ月商品説明鮮明感のあるルビーレッドから赤果実の香りが湧き上がり、鉄や火打石のような硬質のニュアンス。色調とは対照的にボディがありピノ・ノワールのよう。

Passopisciaro Srl - Societa Agricola

パッソピッシャーロ

エトナ火山の地で「地球の血液」を糧に育まれた、ボルカニック・エレガンス
鬼才 アンドレア・フランケッティが造るエトナのワイナリーイタリア・シチリア島の北東部に位置するエトナ火山。いまだ火山活動を続けるこの山の斜面でワイン造りを始めたのが、トスカーナの鬼才、アンドレア・フランケッティ氏でした。昔は低価格のバルクワインを生産していたこの地を訪れたフランケッティ氏は、この場所のポテンシャルに心を奪われました。エトナ火山の北斜面、なんと標高1,000mを越える場所にあるこの地は、火山灰と溶岩が風化し粉末化した土壌はミネラルを豊富に含み、そこには樹齢100年を超えるという、古木のネレッロ・マスカレーゼが広がっています。しっかりと根ざしたブドウ樹は、地中深くから養分を十分に取り込み、シチリアの豊かな日照と、エトナ山頂3,000mから吹き降ろす冷たい風により、ブドウの実はゆっくりと成長を遂げます。日差しは暑いですが、8月でさえ午後は肌寒く感じるのほど特殊な気候を有するこの地で、豊かなアロマとアントシアニン、酸が育まれます。収穫ができるのはなんと11月。ブドウの樹がじっくりと時間をかけて育てた果実には、まさにエトナのテロワールが凝縮しているのです。
その地で2000年にパッソピッシャーロ社の歴史は始まりました。最初のワインは「パッソピッシャーロ 2001」。そして2005年には「フランケッティ」をリリース。プティ・ヴェルド種とチェザネーゼ・ダッフィーレ種で構成されておりました。その一方でシャルドネ100%の「グアルディオーラ」も産声を上げました。そして2008年、新たに4つのワインが加わることになります。「キアッペマチーネ」「ポルカリア」「シャラヌオーヴァ」「ランパンテ」と、畑の名前(区画)が入ったコントラーダシリーズです。フランケッティ氏は、この地(エトナ)はブルゴーニュに負けず劣らずの畑の個性を表現できるエリアであると確信していたので、単一畑ワインの考え方を取り入れました。その考えの通り、上記4クリュの個性は全く異なり、非常に趣深いワインが展開されています。(2011VINよりグアルディオーラの畑からできるネレッロ・マスカレーゼ種のコントラーダ「グアルディオーラ」の生産も始まります。)「コントラーダシリーズ」は彼の想いが詰まったワインなのです!
非常に信頼の置ける男地元出身でワイナリー設立当時から従事。現在パッソピッシャーロの責任者。フランケッティと常時コンタクトを取りながら作業を進める。フランケッティ曰く「非常に信頼の置ける男」。
フランケッティ氏が一瞬で虜にされた、あまりも特異な大自然溶岩によってできた風景の中には階段状に畑が存在し、ネレッロ・マスカレーゼ種というブドウが育っています。樹齢80-100歳と、極めて古い樹ばかりです。標高が550-1000m以上にあるため、昼夜の寒暖差が非常に大きく、ブドウがゆっくり成熟していきます。遅い時は11月に収穫することもあります。この地に足を踏み入れると、マグマというまるで地球の血液を養分にし、シチリアの強い太陽の日差しと厳しい自然環境から生まれるワインの奥深さを感じずにはいられません。土壌は、ミネラルが豊富で地中には根の活動に不可欠な酸素が多く含まれています。

エトナ山周辺の、ネレッロ・マスカレーゼ種の歴史
1960年代ぐらいまで、エトナ周辺には沢山のブドウ畑が存在していました。しかしながら、現在残っているネレッロ・マスカレーゼの畑は、当時の10%にも満たないといわれている程まで減少しています。「何故多くの畑が消えてしまったのか?」。大きな原因は3つ考えられます。1つは、当時オーナーの多くが貴族家系で、その息子達は高等教育を受け、その後家業を引き継がずに弁護士や政治家、企業家になり、ブドウ畑に見向かなくなったこと。
また、畑での働き手がいなくなったことも理由の1つです。当時小作人として畑で働いていた人達の労賃は皆無に等しく、住居や食物さえ与えれば喜んで労働しており、生活は悲惨そのものであったといいます。1950年代になって、このような小作人達が貧困な生活から抜け出すため、海外移住を始めたことをきっかけに労働者がいなくなりました。
エトナ山が育む優美なブドウ、ネレッロ・マスカレーゼ種のエレガンスネレッロ・マスカレーゼ種が、洗練されたエレガンスを見せるのには条件があります。
それは、標高600m以上で作られたネレッロ・マスカレーゼ種なのだとフランケッティ氏はいいます。畑の標高が高ければ高いほど繊細さ、上品さ、また洗練を表現することが可能になるそうです。
また、畑に存在する溶岩がどこから流れてきたかによっても土壌が変わり、コントラーダ(区画)ごとの地質がネレッロ・マスカレーゼ種に与える影響は大きくシチリアのピノ・ノワールと言われています。
標高500m以下で生産されるネレッロ・マスカレーゼ種のワインは力強く、重厚なキャラクターのワインとなりますが、フランケッティ氏の造るワインはピノ・ノワールから造られた上質なブルゴーニュワインのような繊細さ、エレガントさが感じられ世界中のワインテイスターを虜にしています。
パッソピッシャーロの畑はエトナ山北斜面にあり、その多くは700mから、高いところは1,000mを超える標高にあります。通常北斜面は日照角度が浅くなるため、ワイン用のブドウ栽培に適さないと言われていますが、このあたりの畑は全てテラス式のためその問題はありません。反対にエトナ山北斜面は南斜面に較べて9?10月以降の天候が安定しているため、かえって都合が良いのです。また土質はミネラルが豊富で、地中には根の活動に不可欠な酸素が多く含まれています。その結果、収穫されるブドウは他にはない個性の、上品なワインを生み出すのです。




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